アメリカでは大学野球が盛んで、自分の地元の大学のチームを応援する機運が日本より高いと感じます。たまごが在住するノースカロライナは特に複数の強豪チームがあり、街全体がそのチームカラーに染まる週末も珍しくありません。

NCAAとD1という枠組み

アメリカの大学スポーツの中心にいるのがNCAAという組織です。日本でいう「全国高等学校野球連盟」の大学版、と言えばイメージしやすいかもしれません。

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NCAA(National Collegiate Athletic Association)
全米大学体育協会。アメリカの大学スポーツ全般を統括する非営利団体で、約1,100校・50万人以上の学生アスリートが加盟しています。競技レベルや規模に応じて Division 1(D1)・Division 2・Division 3 の3つに分かれており、D1はその最上位カテゴリ。野球に限らず、フットボールやバスケットボールなどでもおなじみの枠組みです。

ノースカロライナにはこのD1に所属する大学チームがいくつもあって、しかもそのほとんどが「強豪」と呼ばれるレベル。州内のダービーマッチがそのまま全米トップクラスの試合になる、という贅沢な環境です。

ACC ― 名門カンファレンスの舞台

用語

ACC(Atlantic Coast Conference)
大西洋岸カンファレンス。NCAA D1の中でもいわゆる「Power 4」と呼ばれる最上位グループに位置する名門カンファレンスのひとつで、ノースカロライナを中心とした東海岸の強豪校が集まっています。野球はもちろん、バスケットボールやフットボールでも全米屈指のレベルを誇り、所属校同士の対戦は地元メディアでも大きく扱われます。

特にACCに所属するチーム同士の対戦はライバル校ということもあり、応援に熱が入ります。ノースカロライナ州内だけでも以下のような顔ぶれが揃っています。

Duke Blue Devils Duke University(ダーラム)
UNC Tar Heels University of North Carolina(チャペルヒル)
NC State Wolfpack North Carolina State University(ローリー)
Wake Forest Demon Deacons Wake Forest University(ウィンストン=セーラム)

DukeとUNCはわずか15kmほどしか離れていない超近距離のライバルで、両校の対戦は「Tobacco Road Rivalry」と呼ばれ、街全体がそわそわするほどの一大イベント。NC StateやWake Forestを加えた州内ダービーは、毎シーズン熱い試合が続きます。

球場での観戦だけでなく、ESPNでのライブ中継も盛んで、家のソファからでも気軽に観戦ができます。


日本からの挑戦が増えてきた

最近では日本からの有力選手が、日本でのプロ野球や大学野球に進まずに、アメリカの大学に進学して野球を続けるケースが増えています。

有名な選手になればなるほど、いろいろな意見があるとは思うんです。「まずは日本で実績を」「日本の野球文化を大切に」という声があるのも理解できます。でも、日本からアメリカに引っ越してきて生活している身としては、環境をそれだけ変えて挑戦しよう、という意気込みだけでもすごいと思うんですよね。

言葉も、文化も、野球のスタイルも違う場所に、10代のうちから飛び込んでいく。それだけで一つの大きな選択だと思う。

どのような結果になるとしても、これからどのような選択をしていくとしても、その経験はきっと大きな糧になるんだろうな、と思います。(無関係ではあるんですが、ただ暖かく見守っているだけなんですけどね、笑)

たまご家の長男にも

たまご家の長男も野球をやっています。

プロを目指すかどうか、どこまで続けるかは本人次第ですが、せっかくアメリカで野球に触れられる環境にいるので、いろんな景色を見せてあげたいなと思っています。地元のD1チームの試合を観に行くだけでも、彼にとっては何か残るはず。

プロでも、大学でも、草野球でも——どんな形であれ、後悔のない野球人生を送ってほしいですね。

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